今まで色々な確率の記事を書いてますが・・・
今回はなんて事のないふつーの確率の話。
確率といえば・・・
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知ってました??
アイドル(地下アイドル含む)と付き合える確率は1/4049なんですって。
もちろん、お金持ちや社会的地位(や職業)、イケメンになるとこの確率は上がるとの事。
あ、そうそう。
アイドルって付けばアイドルなので・・・
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木魚を叩きまくる下町のアイドル『谷中HKB』も含まれるよ♡
さて本題
(前置きが必要だったか不明)
先日頂いたこちらのコメント↓↓
因みに今日打ったのは北斗の拳8です。
基本的ながら、素晴らしい質問
そしてパチンコ台の構造(確率)をよく知っている私でも不思議に感じることは日々あります。
まず、質問の答えは…
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あるに決まってんだろ!
パチンコの大当たり確率は日々変動!
昨日ハマった台は翌日爆裂!
もし翌日爆裂しなければ翌々日爆裂…以降ループ!!
今日当たりが軽かった台は上昇台、翌日も狙うべし!
角台は客寄せのため爆裂傾向、もしくは店長ボタンが炸裂しやすい!!
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こんなウソ言っていいのか…
まず、確率と言っても『なに』を『どう』見るかで変わってきます。
パチンコに関連する確率は・・・
※関連の用語
②累積確率
③ボーダーライン
④確率の収束(分散)
⑤大数の法則
といった所が主な所。
これに店長ボタンによる大当たりが入ってきます。↑ほんとにウソ。こういうのが誤解を招くから。
冒頭の質問に対する正確な答えは、1/319の機械ならイベ日など問わず毎日同じ抽選確率。
そして、1回転目も1,000回転目も1/319で抽選しています。
どれだけハマっても当たりやすくなる事はありません。
逆にどれだけ当たろうとハマりやすくなる事もありません。
完全確率であり過去の結果に未来が影響されることはありません。
これが①抽選確率です。
Point.1 パチンコの確率は常に一緒
その確率以上も以下もなく、その数値で必ず抽選しています。
話がずれる事が多い我がブログ記事、盛大に脱線するぜぇ。
パチンコの大当たり抽選の仕組みは?
ヘソに入りセンサーが感知した際に抽選するのはご存知ですよね。
そこからの抽選は1/319のパチンコの場合、319個のルーレットマスの318個がハズレ、1個が当たりとなっていて、1回転ごとにルーレット抽選を行っているイメージです。
玉は毎回戻して、ハズレ穴が埋まるような事はありませんので、毎回1/319です。
もう少し正確に説明すると、65,536個の内205個が当たりになっています(*・ω・)ノ
これは多くのパチンコの乱数が2の16乗によって構成されているから。
65,536個の内205個が当たり
65,536÷205=『319』という感じですね。
※1/319.687…
感のいい人はお気づきでしょう。
そう、スロットプレミア役の確率である1/65,536や1/8192もこの構成によって生まれています。
2の16乗=65,536
2の13乗=8,192
役には立ちませんが、知っていると面白いものです。
1/319を0Gから319Gまで回した時の当選期待度はご存知でしょうか?
難しい計算式は省きますが、63.27%で当たります。
そして、残りの36.73%で当たらずハマります。
では1,000G回した時の当選期待度は・・・
95.67%で当たります。
『ぬぉ、じゃあ1,000回ハマりの台を打てばもうすぐ当たるじゃん!』
・・・ノンノン。
これは1Gから1,000Gまで回した場合の累積した当選期待度であって、残り4%はそれだけ回して当たらない確率にしかすぎません。
さっきの①抽選確率で言った通り、1,000G以降でも毎G1/319で抽選していて当たりやすさは変わりません。
この1Gから1,000Gまでのような当選期待度の事を②累積確率と言います。
Point.2 ◯Gまでに当たるという期待度=累積確率
累積確率に関連したパチンコの話はこちら↓↓
累積確率の求め方は上のリンク先にあるようにPOWER関数を使うと簡単です。
す。
またまた、盛大に脱線するぜぇ。
見出しで使用したこちらの画像
今は無き『牙狼魔戒ノ花』の3019回転ハマり。
この累積確率はどうなってる??
この機種は1/399.60で大当たりを抽選しています。
面倒な計算はエクセルにやってもらって・・・
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3019回転までに当たる確率
→99.94815%
3019回転までハマる確率
→0.05185%
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約0.052%でハマります。
ということは、10万台に52台。
10万÷52=1923台に1台は累積確率としてありえる計算です。
牙狼魔戒が回収直前に設置していた台数が11万台ですので、日本全国どこかで毎日50台ちょっとが3,000回転ハマっていたんですね~(感慨深い)
役には立ちませんが、知っていると面白いものです。
※条件として朝一に0Gからストレートで3,000Gまで回した場合の確率。当たらず途中ヤメした台も打ち切った場合として含め、2回目以降のハマりは含めません。
よく聞く言葉ですがパチンコの場合、勝てる勝てないの千円当たりの回転数=ボーダーというものがあります。
A)1回100円で白黒1/2を当てると200円になるゲームがあるとします。
黒にベットして外れると-100円、収支は-100円
勝てば+100円、負ければ-100円、これが1/2で行われていくので理論上はトントンになります。
100回中1/2で当たりハズレが出たと過程して
ハズレ50回→50×-100円=-5,000円
5,000-5,000=0円=トントン
回数が少ない内は、一時的にマイナスかプラスに偏りますが、いずれトントンに近づきます。
B)では1回120円で白黒1/2を当てると200円になるゲームならどうでしょうか?
黒にベットして外れると-120円、収支は-120円
勝てば+80円、負ければ-120円、これが1/2で行われていくので必ず負けていきます。
当たった場合は同じ200円ですが、1回のチャレンジにかかるコストが120円になってしまった為です。
100回中1/2で当たりハズレが出たと過程して
ハズレ50回→50×-120円=-6,000円
4,000-6,000=-2,000円=負け!
同じく回数が少ない内は一時的にマイナスかプラスに偏りますが、いずれ負けていきます。
C)最後に1回80円で白黒1/2を当てると200円になるゲームならどうでしょうか?
黒にベットして外れると-120円、収支は-80円
勝てば+120円、負ければ-80円、これが1/2で行われていくので必ず勝っていきます。
100回中1/2で当たりハズレが出たと過程して
ハズレ50回→50×-80円=-4,000円
6,000-4,000=+2,000円=勝ち!
A~Cは確率は1/2・当たった場合は同じ200円ですが、1回のチャレンジにかかるコストによって±0、負け、勝ちが変わっています。
パチンコのボーダーとは、このコスト=ベット金額とまったく同じ考え。
1/319で得られる期待出玉と、それまでに必要な投資金額の分岐の回転数が③ボーダーとなります。
例として・・・
確率は1/300で得られる出玉が4,000発の台があったとします。
換金率は等価交換で4,000発=16,000円とします。
300回まで回すのに20,000円かかる台だと確率通り当たっても-4,000円
この台のボーダーは・・・
正確には↓↓
1,000円÷(4,000発×4×1/300)=18.75回/1k
※1k=1,000円
この場合、理論上はトントンとなる分岐が18.75回/1kでこれがボーダーとなります。
これより回れば
勝てますし、回らなければ負けます。
先程の例を回転数にすると・・・
→この台の回転率は20回/1k
300回まで回すのに20,000円の台だと確率通り当たっても-4,000円
→この台の回転率は15回/1k
ね?
しっかりと18.75回/1kを分岐として、勝ってる台は回って負けてる台は回ってないですよね。
ちなみに換金率や右打ち中の溢れ玉、捻り打ちによる玉増加によってボーダーは変わってきます。
必ず打つ環境にあったボーダー数値を参考にしましょう。
ボーダー以上、23回/1kの台を打っても勝てなかったぞ!
という方もいらっしゃるかと思います。
率直にいえば、それは試行回転数が少なかったから。
1/2という単純な確率で10回チャレンジしても、どちらかに偏ります。
※もちろん、ちょうど1/2という事も起こる
それが1/319という分母の大きな確率で試行(パチンコでいうプレイ)しているので、1回や1日程度では④収束しない=必ずは勝てません。
Point.2 確率は収束する。
が、分散と収束を繰り返すので確率の収束=確率通りになる事ではない。
誤差として捉えていいレベルまで確率が落ち着く事=収束といえる。
収束するまでに必要なG数はご存知ですか??
誤差±10%→1.9万回転
誤差±1%→18万回転
確率1/100の場合・・・
誤差±10%→3.8万回転
誤差±1%→38万回転
確率1/200の場合・・・
誤差±10%→7.6万回転
誤差±1%→76万回転
確率1/300の場合・・・
誤差±10%→11万回転
誤差±1%→1100万回転
つまりこれだけ回してやっと正確な数値に落ち着くという事。
パチンコは、1日に回せて3,500回転程度と言われています。
1/300の台を1日3,500回転回して誤差±1%では・・・
1100万÷3500/1日=3,142日=8年半!?
そう、8年半回してやっと確率誤差±1%
それでも±1%なので、確率から-1%に収束していたらボーダ以上でも数値によっては負けてしまう。
じゃぁ、ボーダー以上でも勝てないじゃん!
→勝ちたいならボーダー+2~3回転以上の台を打てと言われるのがこれ
つまりその誤差分も含めたボーダー数値を打てば、確率誤差が出ても負けにくくなる。
1/300と仮定するから負けるのであって、1/330と仮定したボーダーであれば、結果的に収束した時の幅以上のボーダーになるから短期間でも勝てるようになる。
ちなみに『1ヶ月でプラスになる確率が95%』を目指したいならボーダー+4以上のボーダーが必要です。
21回/1kがボーダーなら25回/1k以上みたいな。
・・・それでも5%は負けることをお忘れなく。
いい方向に確率が収束すれば1ヶ月でも結果は出るけど、悪く動けば数ヶ月かかる事もあります。
逆に1/319だとボーダー以下でも1ヶ月、運のいい人なら1年・2年と上振れして勝つこともあります。
しかし、ボーダー以上を打ち続ければいずれ確率は理論値に近づき勝てることは間違いありません。
これが⑤大数の法則です。
パチンコは大数の法則でいつか必ず負ける!
と平然と書いてあるサイトがあったりします。
しかも、それが『ビジネスなんたら~』ってサイトだったのでびっくりしました。
ビジネスを語るのはいいけど、ボーダーを無視したまま書いてるなんて、それこそビジネス失敗でしょう。
逆に、それなら『今現在パチンコで負けている人は大数の法則で今から勝てる!』と書かないのは何故でしょうか…
ボーダーという概念もなく、”勝ち”と”負け”の2つに対して大数の法則を使っているのは、跳ねっ返りというオカルトを謳っているのと変わりません。
そんな薄っぺらいサイトはさておき。
つまりはボーダー以上を打ち続けることで、理論上の値に近づき勝てます。
パチンコで勝ちにこだわるならボーダー以上を徹底するしかありません。
でも、実際のパチンコの楽しみは色々とあるんですよね。
ボーダーは知識としてわかっていながら『100回転以内が当たりやすい』とか『200回転台が熱い』とか『ST中は休ませたら当たる』とか。
・・・オカルトは楽しいじゃないですか(笑)
最低限回る台で、好きな台を打つ。
そして演出・出玉に一喜一憂する。
勝ちだけではなく、こういう楽しみ方もパチンコの醍醐味だと思います。
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タイトルを修正してたら【チンコの確率】になっていました。
だれかこの確率を求め方を教えて下さい(^q^)
それではまたヾ(´ω`=´ω`)ノ
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当たり前ですが、そんなお店はブログに書いていません。
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